朗読者 in KAWAGUCHIとは、2013年埼玉県川口市にて始動した文化プロジェクト。
朗読×音楽×美術×まち
朗読と音楽と美術を組み合わせるだけでなく、そこに川口市という‘まち’を融合させることで、公演そのものをインスタレーションとして提示する「まったく新しい朗読」です。
キィは二つ。まずは、
『文学を、体感する。』
そこに居合わせた人々がただ受身として‘観る・聴く’のではなく、‘体感する・経験する’朗読。 読書離れが進む昨今に、‘読む’という行為が難しいのであれば、‘聴く’という気楽さで、更には、音・灯り・空間演出他、アートという形を通して感覚で捉える楽しさで、文学作品・読書に親しむきっかけを。
そして、 『川口を、体感する。』
鋳物工場・古刹など歴史的・地域的特色のある会場と、鋳物や植木など川口特有の産業に注目した美術。 住宅都市化が進むことで忘れられてゆくもの、消えてゆくもの。その変化の中で新しく生まれるもの、動き出すもの。まちも人も時間の延長線上で生きているからこそ、うつろいゆく。抗うでなく、流されるでなく、もう一度‘見つめなおす’きっかけに。 文学とまち。 それぞれの接し方を変えてみることで‘身近さ’を取り戻す。
―それが朗読者 in KAWAGUCHI―