週末はお天気も良い様で、絶好の鎌倉日和です。
会場のある「北鎌倉」は、鎌倉駅より一駅。少し離れただけで、小町通の賑わいはどこへやら、静かで美しいまちが佇みます。
川口で「朗読者」が始まり、本の町・神保町を実現させ、憧れの鎌倉まであと3日となりました。
―文学を体感する「朗読者」。
それは、文字の四次元化であり、小説の視覚化である!―
と胸をはりはり大見得切って申し上げます。 今度の「刺青」はまた一味違う仕上がりとなっております!
谷崎潤一郎が、
「言葉はひとつひとつがそれ自身生き物であり、人間が言葉を使うと同時に、言葉も人間を使う事があるのです。(『文章読本』より)」
というように、我々もまた谷崎氏が作り上げた「刺青」の言葉・文字に使われ動かされ変化させられているのかもしれません。 なにはともあれ、どこまで行っても魅惑的な小説です。
谷崎潤一郎「刺青」
-清吉と云う若い刺青師の腕利きがあった
-心に人知れぬ快楽を潜ませた清吉の、心にある年来の宿願
-それは、光輝ある美女の背に己の魂を刺り込みことであった
美しいものに征服される喜び、美即ち強きものであるという、作者独自の美の世界感が顕された処女作。1910年発表。
●日時 2016年5月21日 土曜日
●時間 14:00~ ※13:30開場
●料金 2000円
●会場 北鎌倉 ツドイ http://dopodomani.jp/
神奈川県鎌倉市山ノ内495-9
○出演 奈佐健臣
○演出・美術 北川原梓
※今回は新たな試みとして、生演奏ではなく音響での上演です。生演奏の迫力とはまた違う、音響ならではの劇的さをご体感ください。
※演出の都合上により、開演後の入場はご遠慮いただいております。予め時間の余裕を持って お越しください。
朗読者 in KAMAKURA
「朗読者」は更なるまちとの出会いを求めて、ひいてはまちとまちを繋ぐことを目指して、新たに動きはじめました。
文学に縁の深い鎌倉というまちで、そのまちだからこその「作家像の再発見」。
歴史があり文化の根付いたまちだからこそ、それらを新鮮な目で見つめてみるきっかけに。
谷崎潤一郎の処女作「刺青」。
女の体に眠る毒婦の血を鋭敏に嗅ぎ取り、それを目醒めさせた男の末路とは如何なるものか。なまめかしくも神々しい、妖しくも強靭な、谷崎独自の美世界を皮膚で感じることが出来る作品です。
vol.1の今回、この「刺青」を、円覚寺佛日庵別院である北鎌倉ツドイの蔵にて上演します。
初夏の鎌倉で、静寂にして絢爛な極彩色の世界をご体感ください。
■交通■
□JR横須賀線・JR湘南新宿ライン
【北鎌倉駅】より徒歩30秒
※会場は、円覚寺境内ではありません。北鎌倉駅目の前の、白い蔵の建物です。
□駐車場はございません。
お車で来場の際は、各位近隣のコインパーキングをご利用いただきますよう、お願い申し上げます。
□朗読者 in KAMAKURA vol.1 特設サイト
http://www.art-kouba.com/roudokusha/kamakura/
□サイト内予約フォーム
https://ssl.form-mailer.jp/fms/3f20a4b7434412
□FAX 048-222-2024
お名前、ご住所、電話番号、人数を明記の上、送信ください。
□facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/534165036767767/
※電話でのご予約お申し込みは出来ません。
※未就学児童の入場はお断りしております。ご了承ください。
■お問合せ■
朗読者実行委員会
□住所 埼玉県川口市元郷2-15-13
□TEL 048-222-2369
090-3080-4234(担当 金子)
□MAIL webmaster@art-kouba.com
宣伝美術/木立十 協力/円覚寺佛日庵
製作/快飛行家スミス
主催/朗読者実行委員会