8月27日、川口市国登録有形文化財・旧田中家住宅の日本間で開催する『こども朗読者 in KAWAGUCHI2016』。
次の日の28日日曜日。阿佐ヶ谷の秘密会場(※)にて開催する『怪しい読書会』。
どちらも中心となる作家は、『内田百閒』さんです。
内田百閒とは、1889年(明治22年)-1971年(昭和46年)を生きた、夏目漱石門下の小説家であり随筆家。飄々としたユーモアと、人間の本質をさらけ出す恐怖が持ち味の、稀代の名文家です。
ついでに、借金を「錬金術」といってはばからない無垢な精神の持ち主です。
鉄道が好きでお酒が好きで、頑固で遊び心に溢れる百閒先生。
黒澤明監督「まあだだよ」 では、内田百閒とその門下生との親交がひょうひょうと描かれています。
タイトルの「まあだだよ」という言葉は、門下生らによって実際に開かれていた「摩阿陀会」という酒宴での合言葉。
百閒先生の健康長寿を祝い願う会で、なかなか死にそうにない先生に「まあだかい?」と訊ね、先生が「まあだだよ!」と応えるという。
もう、その時点で映画のネタじみています。
映画「まあだだよ」
1993年公開
監督・脚本 黒澤明
出演 松村達雄 香川京子 所ジョージ
小説から随筆まで、さっと読める短いものも多いので、是非一度その人柄に触れてみてください。
こども朗読者 in KAWAGUCHI2016の題材である「件」はもちろんのこと、次の日の『怪しい読書会』で朗読する「冥途」、その他「サラサーテの盤」「阿房列車」などお勧めです!
■こども朗読者 in KAWAGUCHI
□FBイベントページ
https://www.facebook.com/events/944303639011801/
□朗読者 in KAWAGUCHI 公式サイト
http://www.art-kouba.com/roudokusha/kodomo2016.html
■怪しい読書会
□FBイベントページ
https://www.facebook.com/events/325956244411112/
□ブログイベント詳細ページ
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