泉鏡花「外科室」| in KAWAGUCHI vol.14

1.08.2017

in KAWAGUCHI

t f B! P L

 慎ましく秘められた恋が、永遠の愛へ凍結する瞬間

『文学を、体感する。』朗読×音楽×美術×まち 第14弾! 

2017年最初の朗読者 in KAWAGUCHIは、大好評の泉鏡花 シリーズより「外科室」を上演します。

泉鏡花 「外科室」

再演となる泉鏡花「外科室」ですが、今回の舞台も真言宗智山派のお寺・瑠璃山薬林寺の 『鏡縁』 。
『鏡縁』とはいわば “結界” のこと。我々のすぐそばにある非日常空間です。めったにできない貴重な時空間を是非この機会にご体感ください。


読者たち


◎出演 奈佐 健臣 (Kenji Nasa) 
      大沢事務所所属/状況劇場出身

    渡部寿珠(Suzu Watanabe) 
      フルート奏者
     
◎演出・音響・照明 北川原 梓 (Azusa Kitagawara)

大沢事務所 奈佐健臣
語り手/奈佐健臣
フルート/渡部寿珠
フルート/渡部寿珠


らすじ ― 小説「外科室」

つつじ咲きほこる小石川の植物園で、男女は出合った。
医学生とうら若き淑女の間に起こる一瞬の出来事、それはすれ違いざまの一瞥。ただそれだけのこと。そして、一度交わした二人の視線が再び出合ったのは九年後。手術を担当する外科医師と患者の貴婦人としてだった―  
慄然とする神聖さをたたえた外科室の中央で、ひたすらに麻酔剤を拒み続ける貴船伯爵夫人。心のうちの秘密を麻酔剤の作用で口走るのではないかと、それを恐れているのだ。
「そのまま切れ」と言い放つ伯爵夫人。震撼とする一同をよそに、外科医・高峰はそれを受け入れメスを手に取る。そして……。
 
https://www.iwanami.co.jp/book/?book_no=249080



泉 鏡花 いずみ きょうか
1873年(明治6年)11月4日 - 1939年(昭和14年)9月7日

明治後期から昭和初期にかけて活躍した、日本の小説家・戯曲家・俳人。本名、鏡太郎。 石川県金沢市生れ。父は象眼細工・彫金等の錺(かざり)職人である。
9歳で母を亡くす。以後亡き母への深い憧憬を胸に抱き、その思慕の念が作品にも影響を与えていく。
尾崎紅葉に師事。師あっての自分と、終生をかけて尊信した。 
『夜行巡査』『外科室』で観念小説家と称され、『高野聖』で人気作家となる。江戸文芸の影響を受けた怪奇趣味と奔放にして独特なロマンティシ ズムで、近代における幻想文学の先駆者として知られる。
小説だけでなく戯曲にも力を注ぎ、『夜叉ケ池』『天守物語』など名作を残した。 他、代表作に『草迷宮』『婦系図』『歌行燈』


演詳細

■日時
 2017年1月29日 日曜日 17:00開演 ※16:30開場

■会場
 瑠璃山薬林寺 埼玉県 川口市川口市朝日1-4-33
●交通
    ○南北線直通埼玉高速鉄道
     川口元郷駅【出口2 ※改札を出て右方向】より徒歩10分
    ○駐車場を完備しております。車でもご来場いただけます。

              
■料金 前売 1500 (要予約) 当日 2000


予約・お問い合わせ

■ご予約方法
 □朗読者 in KAWAGUCHI 申し込みフォーム
   http://www.art-kouba.com/roudokusha/yoyaku.html

 □FAX 048-222-2024  
   お名前、ご住所、電話番号、人数を明記の上、上記まで 送信ください。

※電話でのご予約お申し込みは出来ません。   

※駐車場を完備しておりますので、遠慮なくお車でお越しください。
※演出上の都合により、開演後のご入場は遠慮いただいております。予め時間の余裕を持ってお越しください。
※未就学児童のご入場はお断りしております。ご了承ください。

■お問合せ先
 朗読者 in KAWAGUCHI 実行委員会
  □住所 埼玉県川口市元郷2-15-13
  □TEL 048-222-2369    
      090-3080-4234(担当 金子)
  □MAIL webmaster@art-kouba.com
 

製作 快飛行家スミス
主催 朗読者 in KAWAGUCHI実行委員会   
協力 薬林寺