クラナハと最初の人類
今回の題材、星新一氏が書いた「最後の地球人」は、旧約聖書をモチーフの1つにしています。 旧約聖書自体はあくまでユダヤ教やキリスト教の正典ですが、“聖書”という単語だけを取り出せば、それは色々な意味をになうことができます。
奈佐健臣『佇む朗読者日記』20170324
【Update】僕にとっての聖書 ▼
https://roudokusha.blogspot.jp/p/blog-page_19.html
そして、“聖書”という文字は、素直にとても美しい、と思います。
ルーカス・クラナハ
今回リーフレットのアートワークに使用したのは、ルーカス・クラナハ(父)の「アダムとエヴァ(1526)」。
同題材17作中の1つです。
ルーカス・クラナハ(父)とは、ドイツ宗教改革期に活躍した画家で、宗教画や肖像画を多く残しています。たいていの場合(父)と注釈が入るのは、親子同名の上息子も画家だから。
今年の1月まで、上野の国立西洋美術館で「クラーナハ展~500年後の誘惑~」と題し大々的な展覧会が催されていたので、ご存知の方も多いかと思います。
クラーナハ展公式サイト http://www.tbs.co.jp/vienna2016/
どの絵も宗教画のわりに妙に官能的だったり、どことなくバランスに違和感があったり、ともすれば猟奇的にも見える怖い絵まで。観ていると、肩甲骨のあたりがもぞもぞ落ち着きがなくなってくる感覚。
恐れ多いことですが、それが饗宴ロウドクシャのニッチでディープな半地下感覚に、どうにも似つかわしい気がしています。
「クラーナハ展」現在は大阪の国立国際美術館で開催中です。関西の方、関西に行く予定のある方、機会があったらぜひクラナハの妖美に触れてみてください。(あ)
そしてそんなクラナハのアダムとエヴァに彩られたイベント、
饗宴ロウドクシャ4「最後の地球人」詳細はこちらです。
お誘い併せのうえ、是非体感しにいらしてください!
チケットご予約>>http://saigonochikyu-jin.peatix.com/